商売を行っている企業(個人)は、必ずお客様がいます。
もちろん、新しい顧客を獲得していく必要の無い企業もあるでしょうが、
どのような形であれ、最初お客様になった経緯はあるはずです。
それでは、顧客を獲得するためのコストを算出されたことがある方は、
どのくらいいるのでしょうか?
ほとんどの方が、算出されたことが無いのでは?
電気代や、ガソリン代、水道料などの変動費は毎月算出されているでしょう。
それと同じで、新規顧客を獲得するための費用を算出してみてはいかがでしょうか?
それでは、ここから顧客獲得コストの算出方法の考え方についてお伝えします。
顧客獲得コストは、ずばり顧客生涯価値により決定します。顧客生涯価値とは、
経営学用語のひとつで、企業にとって、ある一人の顧客が、生涯にわたってその企業に
もたらす価値のことを顧客生涯価値といいます。略して、LTV(Life Time Value)
ライフタイムバリューとも言います。
レストランに例えます。
一人の顧客(Aさん)が、週に1回(月4回)来店して、定価500円(利益200円)のランチを
食べに、3年間通い続けてくれた場合の、Aさんの顧客生涯価値を算出してみましょう。
月4回×12ヶ月=48回/年
48回×3年間=144回
Aさんは3年間で144回お店に来店されることになります。そして、定価500円(利益200円)の
ランチを144回購入していただける計算になります。
(Aさんの顧客生涯価値)
顧客生涯価値=144回(生涯来店回数)×200円(利益)=28,800円
つまり、Aさんの顧客生涯価値は28,880円になります。
お分かりいただけましたでしょうか?
上記の顧客生涯価値から、Aさんという顧客を獲得するためにかけられるコストは、
28,800円以下ということになります。なので、Aさんを獲得するために10,000円の
広告費をかけたとしても、18,800円の利益を出せる計算になります。
これが、顧客獲得コストを算出する考え方になります。
もちろん、Aさんが口コミでBさん、Cさんを紹介していただき、Bさん、Cさんが、Aさんと同様、
28,800円の顧客生涯価値をもたらしてくれるということも考えられます。
その場合、Aさんの顧客獲得コストは28,800円×3人=86,400円まで上がる計算に
なります。いわゆる、優良顧客ということになります。
まとめます。
新規顧客を増やして行く場合は、まず顧客生涯価値(LTV)を算出する。
そしてLTVを基準に、広告費などの顧客獲得コストを決定する。
顧客獲得コストの範囲内で、有効な集客方法を検討する。
いちど来店された顧客を、優良顧客にしてLTVを高めていく。
ウェブおかやまでは、顧客生涯価値(LTV)から顧客獲得コストを算出し、
お客様にとって、一番最適な集客方法をご提案させていただいております。
ご相談は無料で承りますので、お気軽にご相談ください(^O^)