ファントム3を購入したので、飛行させた感想や、
ファントム2との違いについて書いてみます。
まず、ファントム2との違いについて、
最初にショックだったことを書きます。
互換性のあるパーツがほとんどない・・
これが一番ショッキングしたね。
バッテリーと充電器、プロペラ、モーター、基盤、
ボディ、ランディングギア、など..orz
特に、プロペラとモーターは、品番は同じですが、
使用素材が違うので流用できないそうです。
ご注意ください。
プロペラガードくらいは流用できるだろうと思っていたのですが、
形は合うのですが、取り付けネジがモーターに干渉するので、
取り付けできません。この点も注意が必要です。
その他、ファントム3は、様々な面で、かなり細かい設定ができる
ようになっているので、設定などが複雑になっています。
例えば、カメラのシャッタースピードも調整できますので、
何も考えずに撮影すると、写りが暗すぎたり明るすぎたりします。
ファントム2は、撮影時の調整は必要ありませんでしたが、
ファントム3は調整が必要です。
後は、バッテリーの持ちが少し短くなったと聞いていましたが、
そこまで気になりませんでした。
ざっと思いつくところで、そんなところでした。
あ、あと、モーターを始動した際に、
「ビュン、ビュン」と2回、モーターの回転速度が上がります。
(なぜだかは不明ですが)
・・けっこうびっくりします(汗)
次に、良い点です。
これは、沢山ありすぎて、すべて書ききれないです。
ですので、優先順位をつけてトップ5を書きました。
【第1位】
「カメラの性能が上がった!」
これには感動しました。
4K対応カメラで、画素数も上がり、
ディスプレイもタブレットを装着できるようになったので、
かなり、細かい表現で見ながら撮影を行うことができます。
また、ファントム2で一番ネックだった、(わたし的に)、
歪曲(画像が丸く歪む)が、ほとんどなくなりました。
本当に素晴らしいです。
若干画角が狭くなっていますが、ほとんど問題ありません。
【第2位】
「飛行が安定した」
これは、言葉で伝えるのは難しいのですが、操縦感が安定したというか、
機体とコントローラーが、しっかりとつながっているというか、
飛ばしていて安心できる点ですね。
ファントム3は、前方と地上(真下固定)の2個のカメラがあります。
その地上カメラでも機体の現在位置を認識しています。
GPS、地上カメラ、気圧センサーの効果もあると思います。
あと、グーグルマップ上で現在位置を確認できるのも、
すごく安心します。
地上にいながら、ファントム3の操作ができたり、
フライトに関する、いろいろな情報を知ることができるので、
気分的に落ち着いて操作できます^^
【第3位】
「保険が付いている」
ファントム3を購入者のみ、1年間無償で補償を受られます。
このあたり、DJI社さんの本気度が伝わってきます。
補償内容は、対人1億円、対物5,000万円で、
免責は5万円です。
ただし、業務として使用していた場合にのみ適用となります。
ホビー目的の保険ではありませんのでご注意ください。
もう一点、この保険は、ファックス、メールで申し込むのですが、
ファントム3を購入して1週間以内に申し込まなければなりません。
けっこうタイトなので、機体が届いたら一番に申し込みましょう。
【第4位】
「安全面の性能がアップした」
具体的には、飛行禁止区域に入ると、日本語ボイスで警告を受けます。
そして、それ以上の操作ができなくなるので、知らずに法律違反をする
可能性が低くなりました。
ただし、高度などは設定で上限を変えることができるので、
絶対に違反行為はしないようにしてくださいね。
【第5位】
「室内でも飛行できるようになった」
ファントム2では、GPSのみの位置情報だったので、
GPS電波の届かない場所では、コントローラーのみで制御
しなければなりませんでした。
したがって、GPS電波の届かない室内で飛行させると、
前進したら前進しっぱなし、右に進めば進みっぱなし(笑)
まるで無重力の中で飛行させているような感じでした。
前にも述べましたが、ファントム3では、地上カメラにより、
機体の位置を制御することができるようになっています。
ですので、電波の届かない場所でもGPSが効いている時と
変わらない感じで飛行させることができます。
業務で空撮を行っていると、けっこう室内で撮影する場合も
多いので、この機能は重宝しますね。
以上、実際にファントム3を飛行させてみて感じたことです。
ファントムの初心者向けセミナーや、体験セミナーは、
「空撮代行ドットコム」で行っていますので、
機会があれば是非ご参加くださいませ^^
HP http://空撮代行.com
facebook https://www.facebook.com/kuuchusatsuei
最後に、一番強く感じたのは、、、
DJIさん、本気で勝負かけていますね。
ファントム3が一機と、ネット(YouTube)があれば、
今まで考えつかなかったコンテンツを作ることができそうですね。
いろいろ考えていきます。はい。